中高年の再就職>ディスカッション方式の面接とは

もう一つの集団面接試験には、ディスカッション方式のものがあり
ます。
これは、受験者６〜１０名を１グループとして、複数の面接者が
これを観察して試験をおこなうものです。

おもに社会・時事問題からテーマを上げたり、実際の業務遂行に
関するテーマなどについて全員が討議をして、グループとして
結論を出すことが求められます。
面接する側としては、討議をする中で、各人の個性、リーダー
シップ・積極性・協調性などの有無を見ることが狙いとなります。
まったくの初対面同士の中で、各人がどのように他人と関わり、
どのような役割をこなし、意見を出し、それを集約していくのか、
まさに一つのプロジェクトの発足と完結を見るに等しい、実践
的な試験とも言えます。

そのような場で、自分の個性を発揮しようと張り切りすぎて、
ここぞとばかりに突飛な意見を連発するのは逆効果です。
ただの目立ちたがり屋、お調子者、協調性のない自己チューの
人と捉えられかねません。
グループ内の秩序を重んじながらも、自分の意見ははっきりと
表明する姿勢が望まれます。